豆まきの日、節分。
「節分は、2月3日」と覚えている方もいらっしゃると思いますが、実は節分の日付は、その年によって変わるのです。
こちらでは、そもそも節分とは何か、なぜ年によって日付が変わるのか、そして、正統な豆まきの仕方はどのようなものかをご紹介します。
そもそも節分とは
節分といえば、2月3日、豆まきを行い、恵方巻きを食べる日といった印象が強いですよね。
だけど、節分と呼ばれる日は、実はこの日だけではありません。
節分は「季節を分ける」という意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日と年に4回もあるのです。
このうち、旧暦で「1年が始まる日」とされていた立春の前日である2月の節分が、いちばん注目されるようになりました。
立春が元日、節分は大晦日と特別な日だからなのでしょうね。
節分の日付は、その年によって変わる
節分の日付は、その年によって変わります。
「節分は立春の前日」ですので、立春の日付が変われば節分も変わるからなんです。
では、立春はどうやって決まるのでしょうか?
少々、ややこしいですが・・・、太陽黄経という地球から天空を見た太陽の通り道を24で割った座標があります。
春分の日を「0度」とし、それから15度ずつ変わるごとに、24節気が訪れるのです。
このうち、立春は315度となる日と決められています。
地球が、ジャスト365日で太陽の周りを一周していれば、毎年、同じ日が立春となるのですが・・・、周期にちょっとズレがあるので、年によって立春が変わり、結果、節分の日付も変わるのですね。
ちなみに、2020年までは2月4日、2021年から2100年までは2月3日が立春。
なので、2021年以降、およそ80年間、節分は2月2日になります。
<2021年の暦はこちら>
【 風水開運暦 】2021年の暦。吉日・開運日、注意日、ベストデイはいつ?
節分の日に豆まきのやり方
ご主人が鬼の面をかぶり、奥さんや子供たちが、
「鬼は外! 福は内!」
と言いながら、鬼に向かって豆を投げつける。
こんな光景が、節分の夜、あちこちのご家庭で繰り広がられます。
でも、実はこれ間違いなんですよ。
「鬼」とは「厄」のこと
節分は、いわば大晦日。
その一年に溜まった「厄をはらう」という意味から、節分に豆まきが行われています。
「厄」とは風水の「悪い運気」のことで、これを「鬼」に見立てて、豆と一緒に外に追い払うのです。
「厄」そのものには、形はありません。
なので、「鬼に扮する人」は必要ないのです。
節分の豆まきの仕方
節分の豆まきの仕方は、地方によって異なりますので「これが正しい!」というものはありません。
ですが、「厄をはらう」ということから、次のやり方が「正統」だと言われています。
- 日が暮れてから、玄関から一番遠い場所にある窓から外に向かって豆を投げる
- 最初に一家の主人が「鬼は外」と言って下手投げで豆を投げ、次に他の家族が全員で「鬼は外」と言って下手投げで豆を投げる
- これを2回繰り返し、終わったらすぐに窓を閉める
- 次に、玄関から遠い順番で、全ての窓で同じことを繰り返す
- 全ての窓でやり終えたら、玄関の扉を開け、同じことを繰り返して扉を閉める
- 家族が集まる部屋(居間など)に移動する
- 家の内側に向かって、一家の主人が「福は内」と言って下手投げで豆を投げ、次に他の家族が全員で「福は内」と言って下手投げで豆を投げる
- これを2回繰り返す
- 最後に、落ちている豆を年の数(実年齢)プラス1個、拾って食べる
いかがですか?
お家にたくさんの窓があると、とても大変ですが(笑)、これが正統な豆まきの仕方です。
ということで、節分の豆まきは一家のご主人が「豆をまく主役」です。なので、一家のご主人が鬼に扮するのは、よろしくありません。
さらに、ご主人に向かって「鬼は外!」と豆を投げつけてはダメ、まして、家から追い出すなど、もってのほか!と言うことですね(笑)。
ご主人の扱いは、ぜひ、こちらを参考にして下さい^^
節分に恵方巻きを食べる理由は?
節分と言えばもうひとつ、恵方巻きを食べるという風習がありますよね。
太い海苔巻きを一本、その年の恵方を向きながら、丸かじりする、というもの。
なぜ、節分に恵方巻きを食べるのかは諸説ありますが、江戸時代後期から明治の初めにかけて、大阪で始まった風習のようです。
由来としては、「福を巻き込んだ海苔巻きを、切らずに食べる」ことにあるんだとか。
一方、大阪の船場の旦那衆たちが、お座敷遊びのひとつとしてやり始めた、なんて俗説もあります・・・。
ことの起こりはどうあれ、節分に恵方巻きは縁起物でもありますので、せっかくですから、楽しくおいしくいただきたいものですね。
まとめ
節分は、風水と直接関係がないように思われたかもしれませんが、方角や季節の移り変わり、そして、「厄払い」など、根本的なところでつながっています。
そして、節分に限らず二十四節気も、密接な関係があります。
暦を知り季節を楽しめるのも、自然と四季に恵まれた日本で暮らしている恩恵ですね。